2018年7月6日(金)から降り続いた記録的な豪雨により、西日本を中心に広い地域で甚大な水害が発生し、多くの方々が避難生活を余儀なくされております。
FIDRは、岡山県・広島県に職員を派遣し、被害の大きい地域の状況の把握と支援のニーズ調査を行いました。岡山県倉敷市真備町地区で被災した子どもたちが、安心して生活できる環境を取り戻すことができるよう、支援活動を行います。
※平成30年度7月豪雨緊急援助募金は、10月末で受付を終了いたしました。ご協力に心より感謝いたします。
各地に甚大な被害を及ぼした昨年7月の豪雨。一帯が水没した岡山県倉敷市真備町地区では、半年近くを経て仮設の校舎や園舎ができあがり、子どもたちはようやく落ち着いた環境での日々を取り戻しつつあります。
FIDRは市の担当部局と調整を重ね、真備町地区の保育園5か所に運動器具や楽器、家具など120点、市立の中学校2校と高校1校に部活動の用具類225点を提供しました。
「被災後、グランドや体育館が使用できないため、近くの小学校のグランドを借りて、練習の場としました。しかし、練習のために必要なものの多くが損失してしまい困っていたので、本当に助かりました。この3月に体育館の修繕作業が完了し、部活動の本格的な練習ができるようになりました。FIDRのタイムリーで、細かなご支援のお陰で、指導する先生と生徒たちは大変喜んで、さっそく使っています」と真備東中学校の校長先生。
保育園でも楽器や運動具類が調ったことで、発表会や運動会がつつがなく開催できたとのことです。
生徒たち、園児たちの元気な顔が地域の復興の力になるとFIDRは信じます。
この度の支援は、皆様からの温かいご寄付ならびに募金により実現することができました。これをもって、支援活動を完了いたします。ありがとうございました。
平成30 年7 月豪雨により大きな被害を受けた岡山県倉敷市真備町地区内の中学校・高等学校では、部活動に使用する器具・道具等の多くが失われました。
子どもたちが再び部活動に取り組める環境を整えるため、FIDRは、中学校・高等学校計3校に対して、部活動に関する物品を支援しました。2月末までに、全ての物品が各学校に届けられました。
学校名 | 部活動名 | 主な支援物品 |
---|---|---|
真備東中学校 | バレーボール、ソフトテニス、バスケットボール、サッカー、卓球剣道 | 得点板、ネット、ミニサッカーゴール、卓球台 等 |
真備中学校 | ソフトテニス、美術、バレーボール、バスケットボール、サッカー野球、吹奏楽、卓球 | ボール、各種画材、ゲームベスト・シャツ、ヘルメット、バッド、各種楽器 等 |
真備綾南高等学校 | 軟式野球、サッカー、ソフトテニス、バスケットボール、陸上競技卓球 | 野球ベースセット、ネット、サッカーゴール、デジタイマー 等 |
平成30 年7 月豪雨により大きな被害を受けた岡山県倉敷市真備町地区では、地区内の学校や保育施設の1 階部分が完全に水没し、備品や道具類の大半を損失しました。
FIDRは、地区内に5ヶ所ある保育園に必要な楽器、遊具、家具等を支援し、保育の再開を後押ししています。
このうち、真備かなりや保育園、真備かなりや小規模保育園、真備かなりや第二小規模保育園では、被災した園舎の修繕作業が2019年1月に全て完了し、通常保育が再開されています。各園では、FIDRが支援した各種遊具で、元気いっぱいに遊ぶ子どもたちの姿が見られます。
また、まび記念病院にあるナーサリーあんど保育園は、被災後、一時的に病院の病室を借りて保育を行ってきましたが、災害の発生後約7ヶ月ぶりの2月1日から、元の園舎での保育を再開しました。
FIDRは、机や椅子、本棚などを支援、子どもたちが元の生活環境を取り戻す一助となりました。
平成30 年7 月豪雨により大きな被害を受けた岡山県倉敷市真備町地区では、地区内の学校や保育施設の1 階部分が完全に水没し、備品や道具類の大半を損失しました。
FIDR は市の担当部局と調整を重ね、5 か所の保育園で、保育を再開するにあたり必要な楽器、遊具、家具等を提供することとしました。
5 か所の保育園は、被災後、それぞれ別の場所を間借りして保育を行ってきました。このうち、市立まきびの里保育園では、11 月1 日から、もとの場所に仮設園舎を建てて、通常保育が再開されました。
園舎には、さまざまな支援で備品や遊具等が揃えられ、園児は以前とほぼ同じ環境で過ごすことができています。
FIDR は、鍵盤ハーモニカ50 台を支援しました。早速子どもたちが演奏を楽しんでいます。
多くの被害を出した平成30年7月豪雨から、6日で1ヶ月が経ちました。FIDRスタッフは7月31日より、岡山県倉敷市真備町、広島県坂町及び呉市に入り、現状を調査するとともに、今後の支援に向けた協議を行いました。
被災地域では、道一本あるいは川を隔てるだけで状況が全く異なり、壊滅的なダメージを受けてしまった所と、幸いほとんど無傷で済んだ所との落差が明瞭です。
1ヶ月が経過した今も、泥と土砂の除去や廃棄された家財道具の処分が猛暑の中で進められています。一方で、被災後の状態がほぼ手がつかずで残されたままの地域もまだ多くあります。
7月13日よりFIDRスタッフが、豪雨による被害の大きかった岡山県の倉敷市真備町地区、また、広島県の広島市安芸区、坂町、呉市の被災地に入り、状況調査にあたりました。
平成30年7月豪雨によって被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
行方不明の方が一刻も早く発見されますことを、そして、一日も早い被災地の復興を心よりお祈り申し上げます。
FIDRは、被害の甚大さを鑑み、岡山県倉敷市に、職員を派遣しました。真備町等被害の大きい地域の状況の把握と復興支援等のニーズ調査を行っています。