FIDR(ファイダー)は、開発途上国の子どもたちの支援と緊急援助を行う、国際協力NGOです。

産業育成

世界の問題―経済的・社会的に弱い立場から抜け出すことができない人々や地域が存在

近年、アジアや中南米の開発途上国は経済成長を遂げています。中には、開発途上国というカテゴリーから脱する国もあります。しかしながら、国全体での経済成長の陰で、国内の貧富の格差が広がっているところも少なくありません。富裕層や都市部の中流階級はさらに豊かになる一方で、貧困層の生活水準はほとんど変わらない、もしくは悪化するという状況にあります。

こうした格差の影響を受けやすい人々は、地方の住民、女性、少数民族、被差別階層などです。とりわけ、貧困層の女性は社会的に抑圧された立場におかれ、自立への糸口をつかむことが難しい状態のままでいるというケースが多くあります。政策として国の経済成長を優先する一方で、社会的に弱い立場にある人々を守る法律や施策が遅れがちになることが大きな要因です。

社会的に弱い立場にある人が、付加価値の高い製造業やサービス業といった第2、3次産業に従事するスキルを身につけられるように職業訓練や、新たな地域産業育成を図ることが重要です。

出典:JILAF(2017)

おもな原因

・貧困層の人々が知識・技術を身につける機会が欠けている
・貧困層の人々の自立への意欲が抑えこまれている
・道路や通信など、地域の経済を発展させるための基盤が整っていない
・弱い立場の人々を守り、支える法律や施策が整っていない
など

FIDRの取り組み

経済成長が続くベトナムですが、その変化が著しいのは主に沿岸部です。多くの少数民族が暮らす山岳地域は経済発展から取り残されており、格差の拡大が課題となっています。 山岳地域には自然や少数民族の伝統的な技術・文化・価値観がいまだに保たれていることから、FIDRは、それらの地域資源を守りながら活用することで、特色のある産業を育て、住民の力で自らの社会を持続的に発展させていくことができるよう支援をしています。

過去のプロジェクト

・ベトナム少数民族手工芸支援(ベトナム)
・リエンチエウ区生計安定支援(ベトナム)
・少女保護自立支援(カンボジア)
ベトナム少数民族地域活性化のための観光開発(ベトナム)