FIDR(ファイダー)は、開発途上国の子どもたちの支援と緊急援助を行う、国際協力NGOです。

保健医療

世界の問題―救えるはずの幼い命が失われている

貧困問題にとりくむ上で、「命」に直接関わる保健医療の分野は特に重要です。国際社会が協力して貧困解消を目指すために掲げる「持続的な開発目標」(SDGs)の17つの目標の3番目に「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する」と謳われています。世界全体でみれば5歳未満でなくなる子どもの割合は1990年の1000人中93名から、2018年には1000人中39名と大きな改善が見られました。しかし、先進国では確実に治療できる病気やけがでも、開発途上国では適切な医療へのアクセスが限られているため、日々多くの子どもが命を落としています。その率は14倍以上におよびます。また、5歳未満児の死亡率も、開発途上国と先進国とでは大きな開きがあります。

(出典: World Bank(2018)

(出典:WHO (2018)

おもな原因

・適切な知識・技術をもった医師、看護師、助産師などが不足している
・医療施設が近くにない
・診療に必要な器材が整っていない
・保健衛生に関する人々の理解が不足している
など

FIDRの取り組み

子どもの死亡率が東南アジアで最も高い国のひとつとなっているカンボジア。1970年から20年間あまりにわたる内戦、特に1975年〜1979年のポルポト時代の圧政により、医療施設と医療従事者がほとんど失われてしまいました。1980年以降、諸外国の支援を受けて、医師、看護師の養成や医療施設の回復も徐々に進みましたが、専門性が高い小児外科に関しては国際的な支援がありませんでした。 FIDRは、カンボジアで子どもが迅速かつ適切な診断、および外科治療を受けられるように、国立小児病院(NPH:National Pediatric Hospital)を拠点として、カンボジアの小児外科の医師、看護師の技術訓練を行い、地方にもその効果を広げています。2017年からはクラチェ州を中心にカンボジア北東部への支援に力を入れています。

過去のプロジェクト

・クラチェ州保健医療サービス向上(カンボジア)
・チャワカッチェリ拠点病院小児病棟建設(スリランカ)
国立小児病院給食支援(カンボジア)
カンボジア給食支援(カンボジア)