FIDR(ファイダー)は、開発途上国の子どもたちの支援と緊急援助を行う、国際協力NGOです。

活動レポート - 広報啓発事業

2020年11月24日

『FIDR現場レポVol.2 ?カンボジアの学校で栄養教育を!でもその前に?』を開催しました

『FIDR現場レポVol.2 ?カンボジアの学校で栄養教育を!でもその前に?』を開催しました

11月7日、カンボジアと日本をつなぎ、カンボジア栄養教育普及プロジェクトに従事する甲斐永里専門家が登壇するオンラインイベントを行い、同国の栄養教育の現状や栄養教育を広める上での取り組みについて紹介しました。

カンボジアでは、栄養や食生活分野に関する情報が不足しており、学校でそれを学ぶ機会も限られています。2025年から、学校のカリキュラムに初めて栄養を含む保健教育が導入されるのにあわせ、FIDRは、栄養分野の教科書づくりや教員養成を担う「教育省学校保健局のサポート」また、「栄養教育を実施するためのモデル校づくり」の2つの活動を行っています。

イベント当日は、甲斐専門家から、カンボジアには栄養の専門家がほとんどいないためFIDRが教育省学校保健局とともに教科書執筆や教員養成を行っていることを説明しました。また、子どもたちが栄養について楽しみながら学び、知識が記憶に残るよう、補助教材づくりの推奨や、カンボジアではまだ珍しい参加型授業導入の試みを、ビデオや写真を交えてお話しました。

一方、教育現場となる学校は衛生的な環境とはいえません。甲斐専門家は、栄養教育を導入する以前に学校環境を整える必要性からモデル校づくりに着手したこと、またその一歩として行った校長研修を契機に、校長が主導してトイレや手洗場の改修を行うなど変化が現れてきていることを紹介しました。

当日は、60名の近くの方々がZOOMでご参加くださいました。栄養教育導入までの道のりの中で様々な課題にぶつかりながらも、現地の人々とともに取り組みを進める様子に、「大きなゴールに向かいながらも、現地の環境に合わせて丁寧に行われている活動ひとつ一つに驚きました。」「微力ですが、協力したいと思いました。」などの声が聞かれました。

2020年08月12日

『FIDR現場レポ ーカンボジアの農村より、コロナ禍での変化ー』を開催しました

『FIDR現場レポ ーカンボジアの農村より、コロナ禍での変化ー』を開催しました

8月1日、カンボジアと日本をつなぎ、コンポンチュナン州農村開発プロジェクトのマネージャーを務める杉田真央が登壇するオンラインイベントを行い、同国の農村地域における新型コロナウイルス感染拡大の影響や現地で行っている活動について紹介しました。

カンボジアでは、3月に新型コロナウイルスの感染者数が急増し、首都プノンペンから北へ約100Km離れたコンポンチュナン州で行っている農村開発プロジェクトも、一時停止を余儀なくされました。杉田からは当時の緊迫した状況、新型コロナウイルの感染が拡大したことにより農村の人々の生活がどのような影響を受けたかをお話しました。また、これまでのFIDRの取り組みが、プロジェクト地の多くの人々の生活を守る結果となっていたこと、コロナ禍で今後取り組みを強化すべきと考えている課題についてもお伝えしました。質疑応答では、感染予防の実情や子どもの教育に関することなど多くの質問をいただきました。

当日は、国内外から50名の近くの方々がZOOMでご参加くださいました。現在、新型コロナウイルスの影響で海外渡航制限がかかる中でのカンボジアからの報告に、「動画や写真が沢山あって現地の様子がわかりました」、「現地からでないとなかなか知ることができない情報で貴重な機会でした」などの声が聞かれました。

2020年02月10日

中・高校生に、ベトナムでの「SDGs」への取り組み事例を紹介しました

中・高校生に、ベトナムでの「SDGs」への取り組み事例を紹介しました


駒場東邦中学校・高等学校では、中学校3年生、高等学校1年生を対象に、「国際的視野を養うためのスタディツアー、ベトナムで学ぶSDGs」を企画されており、希望者36名が3月にベトナムを訪問します。スタディツアーでは、NGOによるSDGsへの取り組み事例の一つとして、FIDRの支援を経て少数民族カトゥー族の人々が自主運営する日帰り観光ツアー「カトゥー族ツアー」に参加されることになりました。これに伴う事前学習が1月29日に行われ、FIDR職員が講師となり、カトゥー族ツアーができるまでの経緯とこれからの展望について説明させていただきました。

スタディツアーに参加する36名の生徒の皆さんは、昨年7月からベトナムに関する下調べを続けています。「カトゥー族ツアー」に参加するにあたっても、ベトナムの元国立民俗学博物館副館長がまとめたカトゥー族に関する貴重な書籍を手分けして和訳し、カトゥー族の文化や風習などについて学ばれていました。

当日は、FIDR職員から、カトゥー族の村々での活動が生活向上支援からスタートし、次第に伝統文化や地域資源を活かした「カトゥー族らしい持続可能な発展」の形として観光開発にいきついた経緯を説明しました。その後生徒の皆さんは、グループに分かれ、これから出会うカトゥー族や彼らが暮らす環境などについて想像しつつ、「カトゥー族が直面している、もしくは今後起こりうる課題は何か」、「彼らにとってどんな社会が理想的か」について話し合い、発表しました。

「都市から車で2時間かかるという遠さが、観光での発展を目指すうえでは課題なのでは」、「このまま開発が進むことが、カトゥー族にとっていいことなのだろうか」など、どのグループからも関心の高さが伺える発表がありました。共有された問題意識をもとに、実際に現地で何を感じ、学んでこられるか今から楽しみです。

(写真:生徒の皆さんが参加する「カトゥー族ツアー」ができるまでの経緯とこれからについて説明)

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