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2020年11月06日

コロナ禍での、カンボジア入国ー入国、自主隔離、解放までの記録ー

コロナ禍での、カンボジア入国ー入国、自主隔離、解放までの記録ー

皆さま、こんにちは。4月から延期していたカンボジア赴任が決まり、9月にようやく渡航できましたアリウンです。新型コロナウイルスの影響で国を跨ぐ移動が制限されるようになったこの時期であるからこそ、その経験をお伝えできたらと思います。

カンボジアでは陽性が確認されたケースが300人未満(10月下旬現在)で、市中感染が確認されていません。ほとんどの感染者が海外からの入国者であるため、入国条件はまだ厳しい状況にあります。

【入国前】
日本の病院で、PCR検査の陰性証明書を取得し、カンボジアの保険会社に加入しました。

【カンボジア入国:9/26】
プノンペン国際空港に到着したら、以前と比べとにかく窓口が多く、圧迫感を感じました。まずは入国時に要求されている各書類を窓口にて提示し、防疫措置に必要とされる費用をデポジットとして支払います。入国審査⇒スーツケースの受け取り⇒PCR検査という順番で進んでいきました。このプロセスはとても早く、40分ほどで終わりました。
PCR検査結果が出るまで政府指定の待機場所(ホテル)に滞在しなければいけないのですが、送迎バスを待つため、1時間半ほど空港で待機することになりました。

【隔離生活:9/26-28】
空港にて実施したPCR検査の結果を待つあいだ、政府指定のホテルにて2泊待機しました。この期間は外出禁止、食事は部屋まで運ばれるので室内で過ごしました。
入国後2日目、フライト乗客全員が陰性だったことが確認されたため、各自で用意した自主隔離先へ移りました。私は自主隔離の期間中は市内ホテルに滞在したのですが、ホテルスタッフもあまりマスク等は着用しておらず、宿泊者への注意事項も特段なかったので緊張感がないと感じました。自主隔離ですが、原則は外出禁止であるため、食事はすべてアプリを使ってデリバリーサービスを利用しました。カンボジアではデリバリーのアプリが豊富で、食事面では不便を感じることなく過ごすことができました。

【13日目の検査、解放! : 10/9】
14日間の自主隔離が終わる前、13日目に入国後2回目のPCR検査を受けました。この検査は必須であり、陰性が確認されれば自由の身となるため、結果がでるまでドキドキです。 検査当日、検査開始の9時に病院に到着したら、「午前中に検査が受けられないから、午後に来て!」と115番目の整理券が渡されました。私の前に114人もいる?!午前中に受けられないってどういうこと?と思ったら、なんと朝の受付時間が始まる2時間ぐらい前から並び始めていたそうです。そういえば、私の母国モンゴルでも公立病院は当日に受け付けてもらうために早朝から並んでいました。日本生活が長くなっていたので、こういうことがあり得ることをすっかり忘れていました。
午後は13時半に来るように言われたため、気を取り直してもう一度病院へ向かいました。検査自体は14時から開始でしたが、結局私は16時前にやっと検査を受けることができました。中には、午前と午後どちらも来院したのに整理券をもらえず、後日来るように指示された人もいたため、まだ私は良い方です。2日後、結果は陰性で、晴れて「解放」されました!(ちなみに、結果が陽性だと、治療病院に移送されます)

このようにカンボジアの入国条件に従って入国前から準備し、14日間の隔離、2回にわたるPCRを受けているのは、新型コロナウイルスを持ち込まないため、国内で広めないためのはずです。しかし、病院での検査実施状況をみると、検査のために何度も病院に通うことになったり、2?3時間も混雑した病院で順番を待つことになったため、感染リスクへの対応がどう考えられているのか疑問も感じました。感染リスクを減らすためにきちんとルールや規則が作られているので、現場で運用する側も気配りが必要だなと感じた経験でした。

初めての経験ばかりでとても緊張しましたし、色々な気づきもありました。無事に自主隔離を終え、10月下旬から、北東部のクラチェ州でプロジェクト運営に携わりはじめています!

*ここに記載の内容は、執筆者が入国した時期の条件であり、その後は変更されている可能性があります。

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