FIDR(ファイダー)は、開発途上国の子どもたちの支援と緊急援助を行う、国際協力NGOです。

スタッフブログ

2015年12月25日 更新担当者:小山

空中浮揚

空中浮揚

カトマンズ市街の東のはずれにある聖地ボダナートは、ネパールで最も大きい仏塔(ストゥーパ)があり、毎日多くの人が参拝に訪れる、当国きってのパワースポットです。

週末の夕方に訪れた時のこと。

前方に黒山の人だかりが...。午年生まれの私はやじ馬根性も人一倍強い。一緒にいた同僚を置き去りにしてどんどんその群衆の中に押し入っていきました。その中心には若い女性の姿がありました。


何か変だ...。

浮いている?


二十歳あたりと思しき女性が脚を組み座した態勢で瞑想しています。問題は、それが地面から1メートルあまりの空中だということ。周りを取り囲む人たちは驚きのまなざし。みんな携帯で写真を撮りまくっていました。

うーむ。これが話に聞いていたヒンドゥーの奥義か。若くても修行を極めると、空中浮揚も可能になるのだなあ。などと感心しつつさらに近くに寄ってみました。

あ、左脚の下のほうに布で巻かれた棒のようなものが...。

この棒が支柱で、上方に取り付けられている台座のようなものに座っているのでしょう。とはいえ、これだけの群衆にわいわい取り囲まれ、写真も撮られまくっているのに、まるで置物のようにぴたりと静止してまつげひとつさえ動かさないでいるのは、やっぱり驚きです。

今年、甚大な震災に見舞われたネパール。復興への歩みはようやく始まったところですが、最近はインドからの物資の輸入が滞り、人々の不安は尽きません。周囲の騒ぎには全くまどわされずに心静かに瞑想し続ける若き修行者の姿は私たちに何かを訴えているようにも感じました。

2015年07月28日 更新担当者:杉田

美味しいご飯でエネルギー補給

美味しいご飯でエネルギー補給

カンボジア給食支援プロジェクトでは、子どもの食事摂取基準*の策定のため、全国の学齢期の子どもを対象とした身長・体重や食事内容の調査を、6月から行っています。

先日、カンボジア南部をまわっている調査チームとともにケップ州まで行ってきました。ケップ州はプノンペンから約4時間車で南下したところにある小さなリゾート地で、新鮮な海産物が有名です。中でも蟹が人気で、通称"カニ市場"と呼ばれる地元市場は連日大勢のお客さんで賑わっています。

早朝からケップ州の小学校の調査を行ってきた調査員たちは、夕方、カニ市場で獲れたての海産物を目の前にして大興奮!晩御飯用にと袋いっぱいに蟹やえびを買いました。また、その場ですぐ茹でてもらった蟹を持ってビーチのそばに移動し、ピクニックしながら頂くことにしました。一緒に買ったチリ・にんにく・ライムなどの入った特製ソースにつけながら、みんなであっという間に平らげてしまいました。

調査員たちは久しぶりの贅沢な食事に、心も体もすっかりリラックスできた様子でした。そして翌日、また朝早くから別の州の小学校へ向かっていきました。

約2か月間、地方をまわって調査を行っている調査員たち。仲良く、時には美味しい物を食べて、最後まで頑張って駆け抜けてもらいましょう!


(おまけ)
カニ市場で茹でてもらった蟹を車に乗せようとした時、なにやら突然車のボンネットを開け始めたドライバーのソビエトさん(※写真にてピンク色のポロシャツを着ている人です)。見ていると、エンジンルームの中の機器の隙間に蟹の入った袋を入れ始めました。驚いている私を横目に、「海産物は座席の方に置くと匂いがきついし、何よりこの中に入れておけばエンジンの熱で蟹が冷めずに美味しいまま食べられるんだよ!」と自信満々。そのおかげで(?)とっても美味しく蟹を頂きました。ソビエトさん、ありがとう!

食事摂取基準*:その国の国民の健康を促進するために、摂取することが望ましいエネルギーや栄養素の量を定めるもの 詳しくはこちらの記事へ「カンボジアの子どもたちの食事事情」

2015年05月29日 更新担当者:大路

カンボジアの子どもたちの食事事情

カンボジアの子どもたちの食事事情

カンボジア給食支援プロジェクトでは、昨年につづき、子どもの食事摂取基準の策定のため、全国の学齢期の子どもを対象に、身長・体重や食事内容の調査を行います。食事摂取基準とは、その国の国民の健康を促進するために、摂取することが望ましいエネルギーや栄養素の量を定めるものです。

昨日、調査員のトレーニングのため、彼らに交じって、とある小学校を訪問しました。
調査対象として無作為に選ばれた子ども以外も、調査内容に興味津々で寄ってきます。たくさんの子どもが身長計の周りを取り囲んで大騒ぎ、外から見ていた私には、調査対象の子どもが見えなくなるほどでした。猛暑の中でも、子どもたちは、本当に元気です。

ひとつ気になったのは、子どもたちが、休み時間毎に、お菓子をたべること。

校庭には、お菓子屋さんが小さなお店を開いていて、休み時間になると、子どもたちがそこに集まり、お菓子やジュースやカップラーメンなどを買うのです。あきらかに不自然な色の食べ物を手にする子どもたちをみながら、食事摂取基準が完成した暁には、カンボジアの栄養教育が充実し、彼らの小さな体が栄養たっぷりのご飯で満たされますようにと思わずにはいられませんでした。

こうして、炎天下の校庭での一日を終えて、事務所に帰りついた頃には、汗でべとべとでした。事務所で迎えてくれた職員がひとこと、「あれ、痩せたね」。一日中かきつづけた汗のおかげ?!

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