FIDR(ファイダー)は、開発途上国の子どもたちの支援と緊急援助を行う、国際協力NGOです。

スタッフブログ

2019年11月08日 更新担当者:アリウン

カンボジア ー 今だけの味、オムボック ー

カンボジア ー 今だけの味、オムボック ー

カンボジアでは、年に一度だけ、大きな行事である「水祭り」(今年は11月10日?12日)の時に食べられるものがあります。その名はオムボック(日本語では押し米)で、水祭りに際し、寺院へのお供え物としてつくる食べ物です。収穫直後の新鮮なお米で作るオムボックは、特別においしいのだとか。

ちょうどある村を訪れたとき、農家さんたち数人が集まり、一人はお米を炒って、二人はその炒ったお米をつぶし、もう一人は選別をしているところに出会いました。
気さくな農家さんたちは、初対面の私にも作業を体験させ、味見をさせてくれました。最初の一口目は、味が薄く感じましたが、香ばしい風味とほどよい歯ごたえがあり、どんどん食が進んでしまいました。

水祭りを前に、村は、あちこちでオムボック作りを始める農家さんたちでにぎわっていました。

2019年03月12日 更新担当者:タイン

現場で大活躍中の現地スタッフ ーチャレンジから変化へー

現場で大活躍中の現地スタッフ ーチャレンジから変化へー

FIDRがカンボジアで実施している「コンポンチュナン州農村開発プロジェクト」では、フルタイムの職員以外に、日々活動を支えているスタッフがいます。プロジェクトを実施している村出身の優秀な農家であり、プロジェクトアシスタントとして現場の仕事をサポートしているパートタイム職員です。

カンボジアでは、農村部でも小学校、中学校で勉強できる子どもたちが増えてきました。しかし、高校以上の勉強となると、家計の事情で叶わない現実がまだあります。彼らも同様の事情から、地元で農業をして、少ない収入で暮らしていました。しかし、FIDRの活動に出会い、様々な新しいことへのチャレンジを通して、彼らはたくさんの変化を見せています。

伝統的な農法では、家族が一年食べるのに十分なお米の収穫ができなかった彼らは、FIDRの活動に参加し、お米の収穫高を上げるSRI農法を学び実践しました。それにより、お米を一年中食べられるようになりました。他にも、農業と保健衛生、栄養の研修を受け、養鶏や家庭菜園、衛生・栄養改善に取り組みました。そのおかげで、食卓には鶏肉と野菜が頻繁に並ぶようになり、栄養バランスのよい食事を摂ることで、家族の健康状態が改善されました。さらに、余ったお米や野菜等を売って、収入を得られるまでになりました。彼らは、自らの経験を積極的に他の農家に共有し、コミュニティでのリーダーシップを発揮しました。高いファシリテーションスキルとリーダーシップを示すことで地域住民から絶大な信頼を集め、今やFIDRの事業地でプロジェクトアシスタントとして大活躍しています。

これから、その中の二人の話をしたいと思います。

家庭の経済的な事情で大学に行けなかったスレイモムさん(写真:左から3番目)は現在、コンポンチュナン州にある農業系大学に週末に通っています。スレイモムさんはFIDRで保健分野の活動を補佐していますが、地区の農民組合の理事も務めています。FIDRの研修で受けた農業技術は大学での実践にも役立っており、今後は大学で得た新しい知識を活かし、農民組合の活動強化にも貢献したいそうです。

そして、去年の11月からプロジェクトチームに新しく入ったチアットさん(写真:左から4番目)。
小柄のチアットさんですが、普段は背の高いヤシの木に登り、ヤシの汁を取る仕事をしています。「どうしてFIDRの仕事を始めたのですか」との質問に、彼は照れながらこう答えました。「二つ理由があるんだ。一つ目は、自分自身へのチャレンジ。今までずっと畑の仕事だけをしていたので、こういう仕事をするのは初めてだし、仕事に慣れるまではチャレンジだけど、頑張りたいから。もう一つは、FIDRで勉強した農業技術や保健・栄養に関する知識をコミュニティの人にもっと広げていきたいから。この地域の発展に貢献したいんだ。」

当プロジェクトは2019年1月より、新しい対象地区を追加して実施しています。今後、地域住民だけでなく、FIDRの現地スタッフのポジティブな変化がますます起こっていくことを心から願っています。

2019年02月21日 更新担当者:前田

ラリグラスが咲くころ

ラリグラスが咲くころ

ネパールの国花「ラリグラス」が咲く季節になりました。

FIDRが学校建設を進めているラメチャップ郡の標高1300から1600メートルの山岳部でも、真っ赤な花が咲いている木がところどころに目に留まります。
日本人にとっての桜のように、ラリグラス(和名:シャクナゲ)はネパール人がとても誇りに思い、大切にしている花のひとつです。

ある日、山に咲いていた一輪のラリグラスの花をネパール人スタッフからもらいました。
なんて素敵な習慣だろうと花を愛でていると、彼らはむしゃむしゃと花びらを食べ始めました。
ラリグラスには薬草としての効能もいろいろあるそうで、喉にいいとのこと(スタッフ談)。試した味は無味。

喉の調子が良くなる実感はまだ得られていませんが、ネパール人の心と生活に密着している花であることに変わりはないようです。

最新の記事