国立小児病院の看護師、堂々と研究発表!
11月16日、17日の2日間、プノンペン市内のホテルにて、研究発表会が開催されました。カンボジア国内の看護師や助産師が自らの研究や活動内容について発表できる唯一の場であるこの研究発表会は今回で4回目の開催で、発表者は30人、参加者は過去最大の300人、保健大臣も来場し、メディアの注目を集めた大きな会となりました。
この会で発表するためには、研究・活動内容を保健省に事前に提出し、認められなければなりません。国立小児病院からも数人応募したようですが、発表の機会を与えられたのは、私たちが支援している外科の手術棟部門に所属する看護師、ソピアただ一人でした。ソピアのテーマは「手術棟内の感染管理」。発表が決まってから、発表の資料作りや内容について、いろいろアドバイスしました。
そして当日。プロジェクトマネージャーの川村、看護師数名とともに応援に駆けつけました。発表する本人より、私の方がドキドキしていたかもしれません。ソピアは堂々としたもので、300人の聴衆の前でも緊張することなく発表し、質問にも動じることなく答えていました。実に立派な誰にも引けをとらない発表だったと思います。
看護師たちが自分たちの看護を振り返り、研究し、このような場で発表するということは彼らにとって、大きな自信につながる機会になります。来年も開催されるのであれば、国立小児病院の外科の病棟部門と手術棟部門の両方から発表者を出すことができるよう、看護研究についてもサポートしていけるように努めていこうと思っています。