プレイルームで「子どもの日」のパーティ
外科病棟には、2006年に設置したプレイルーム(子どもの遊び場)があります。このプレイルームは、子どもの遊び場としてだけでなく、子どもたちの手術前後に抱えている不安を少しでも和らげるため、そして傷の痛みを少しでも忘れるために作られました。
また、絵本や塗り絵、楽器などで遊ぶ以外に、子どもたちに歯磨きや手洗いなどの衛生活動を教える場所でもあります。カンボジアの大学生たちが、定期的にボランティアとして、プレイルームのこれらの活動を手伝ってくれています。
6月1日は、カンボジアの「子どもの日」でした。通常祝日は開放されないプレイルームですが、この日だけ特別に開放しパーティーを開くことになりました。これは、「病院にいる子どもたちのために何かイベントを行いたい」と、学生ボランティアさんたちからの提案です。当日、プレイルームは風船や折り紙で飾り付けられ、沢山の子どもたちが集まりました。
また、学生ボランティアさんたちが、お金を少しずつ出し合って買ったケーキや果物のプレゼントに、子どもたちはみんな大喜びです!中には自分がもらったものを隠し、何度もお菓子をもらいに来る子も・・・。子どもがお菓子好きなのは、万国共通のようです。おなかがいっぱいになった後は、楽器を吹いたり、パズルをしたり、ボール遊びなどをして、親たちと一緒に楽しみました。プレイルームには、いつも以上の子どもたちの素敵な笑顔がありました。これからも、このプレイルームが、入院中の子どもたちの痛みや辛さを少しでも和らげることのできる場所であればいいなと改めて思いました。
今後もボランティアさんたちと協力しながら、プレイルームでの活動を通して、子どもたちのケアを行っていきたいと思います!