ベトナムでも広がる、SRI農法実施農地
5月のプロジェクト開始と同時に、米の収量増加が見込めるSRI農法の研修会を行いました。当プロジェクトの活動地域は、クァンナム省のタイヤン郡、ナムザン郡、ドンヤン郡、フックソン郡と4郡にも及ぶ広い範囲です。どの地域でも同じ時期に種まきと田植えをするため、FIDRとクァンナム省農業農村開発局、各4郡の農業普及所の事業担当者で対象地域を分担して研修を実施しました。嬉しいことに想定以上の参加者数があったため、一挙に10村での研修、という怒涛のスケジュールとなりました。
そして、全ての村で無事に田植えが完了し、しばらく経ったころ、村のあちらこちらでかわいらしい小さな苗の1本植えが見られるようになりました。現在は、それらが20〜30本に分げつ(新芽が出て枝分かれすること)し、立派に成長しています。参加者たちは、「1本で植えたものが、これだけ増えるのか」と、新しい農法の成果に驚いているようです。