いよいよ新プロジェクトがスタート
クァンナム省ナムザン郡は、FIDRが2001年度から2011年度にかけて、ナムザン郡地域総合開発プロジェクトと少数民族手工芸支援プロジェクトを通して継続的に支援してきた地域です。この地はまた、豊富な自然や、地元のお祭りなどのカトゥー族の伝統や生活文化が残る魅力的なところです。こうした特長を大切に活かしつつ地域の自立的な発展を図るため、今年度から観光開発を目指したプロジェクトが始まりました。
2012年4月5日、クァンナム省ナムザン郡人民委員会の庁舎でプロジェクト開始の会合を開催しました。ベトナムからは、行政機関、国際NGO、観光会社や各関係機関の方々、総勢28名が参加し、日本からはこのプロジェクトに専門家として関わってくださっている高寺奎一郎先生にお越しいただきました。
高寺先生がこれからのプロジェクト実施体制やアプローチをプレゼンテーションされると、対象地域であるタビン社の各村の代表者の方々も興味津々!自分たちは何を目指してどのようにプロジェクトにかかわっていけるのか、一生懸命に理解しようという雰囲気が伝わってきました。ナムザン郡人民委員会の方をはじめ地元の方々とFIDRは、これから観光を軸に発展していくタビン社の姿を想像し、わくわくした気持ちを共有した素敵な一日となりました。