カトゥー族の村へようこそ!!
9月下旬、ベトナムの情報誌「ベトナムスケッチ」の呼びかけにより、ダナン市に駐在されている日本人のご家族及び青年海外協力隊員の方々総勢21名が、ナムザン郡観光ツアーに参加くださいました。この催しは、今年から4年間の計画でスタートした観光開発プロジェクトの一環として実施しており、来訪者がカトゥー族の文化や豊かな自然を満喫できるよう、村の住民が中心となってツアーのプログラムを創り出し、試行錯誤を重ねながら取り組んでいます。
ダナン市内から目的地であるナムザン郡まで車で約2時間。地元の観光ガイドの出迎えでツアーがスタートしました。まず、儀式や集会で利用されるグールハウスと呼ばれる建物の中に設けた文化展示コーナーで陳列品の説明を受けながら、ナムザン郡の歴史やカトゥー族の文化を学んだ後、別の村へ移動。ここで参加者は住民総出での歓迎を受け、伝統舞踊の「ヤヤダンス」や、伝統料理を堪能しました。参加した子ども達も、放し飼いの豚やにわとりに興味津々。元気に走り回るわが子の姿に保護者の皆さんも嬉しそうでした。ビーズを織り込む独特の伝統技法を用いた「カトゥー織」の村、ザラ村では、織物生産の過程を見学し、隣接する販売小屋にてカトゥー織製品を「お土産に」と購入されました。
「家族と一緒に休日を」という目的で参加された方が多かった今回のツアーは、「カトゥーの人々の笑顔がすばらしかった」「現地の人との交流が楽しかった」「家族と自然を満喫できてよかった」「他の人にもぜひ勧めたい」と、皆さん満足の感想を残して帰路につかれました。
村では、ツアー受入れ後は必ず反省会を開き、改善すべき点に迅速に対応できるよう努めます。受け入れを重ねるごとにツアーの魅力はどんどん増していきます。