課題を把握するための2つのワークショップが実施されました
7月、現地政府との最終合意が結ばれ、プロジェクトが本格的に開始されました。このプロジェクトは、コントゥム省保健局、その関連局および2つの郡病院、保健局とFIDRで実施します。
これに先立ち、FIDRは地域住民と地道な聞き取り調査を行い、対象となる村の中で栄養不良の子どもがいる家庭を地図上に明示させました。この地図は、省や郡の政府関係者を対象としたワークショップで使用されました。
一目で問題が把握できるよう視覚化されたことで、これまで村に足を運ぶことが少なかった省や郡の政府関係者も、目標を確実に達成しなければならないという意識が高まったようです。省保健局からは、「子どものために、自分たちが何をしなければならないことは、すでに明瞭である。関係者が力を合わせてこの課題に立ち向かう必要がある」という言葉が語られ、住民と行政が一丸となって活動に取り組むエンジンがかかりました。