プロジェクトが開始してから、２回目の稲作シーズンになりました。今期は対象の村が１村増えて、クァンナム省の４郡10村が対象となっています。
対象地ではクァンナム省植物保護局の協力を得て、プロジェクトが推進するＳＲＩ農法の研修を行います。この研修は実際の稲作の作業の過程に沿って進めていくため、実施が早かった村では11月下旬に苗床を作り始め、１月までに全ての村で田植えを終えました。１期目の研修の時よりも一つひとつの作業の大切さをより丁寧に説明したため、参加した農民が工程の意味を理解して作業できました。
この研修の中心的な役割を果たしているのは、クァンナム省植物保護局です。しかし、今期はより農民たちに近い存在である、郡の職員も指導ができるように能力向上を図っています。各郡の職員は毎回必ず研修に参加し、一緒に作業しながら農民を指導しています。