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こだわり抜いた、お母さん自慢のお手製トイレができました

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当プロジェクトでは、子どもが健やかに育つために、衛生的な環境の整備も行っています。本格的な雨季を前にした6月、11名のお母さんたちがトイレ 造りにチャレンジしました。

これまでのトイレは、入り口が小さい上にドアがなく、中で立ち上がると首から上が丸見えになってしまう程度の塀で四方を覆っているだけでした。

そこで、お母さんたちは、FIDRが過去にタイヤン郡のプロジェクトで導入したトイレを参考にして考えました。その結果、塀の高さを170〜180センチにし、トイレの横には水浴びなどもできるように工夫した、「多目的トイレ」仕様になりました。

FIDRは、トイレの簡易下水処理ができる地下水槽と便器を支援し、壁材や屋根材などは、お母さんたちが地域で賄える資源を用意して設置を進めました。そのため外観は、世帯ごとに竹やヤシ科の葉っぱでできたもの、廃材や肥料袋を活用したものなど、さまざまなデザインに仕上がりました。

完成後、お母さんたちは自力で造り上げた自慢のトイレを披露し合っています。あるお母さんは、「今まで川でやっていた洗濯を、いつでも自宅(の多目的トイレ)でできるようになった」と嬉しそうに使い道を語ってくれました。参加したお母さんたちの 表情は、自力でやり遂げたという自信に満ち溢れていました。