正しい養鶏技術が収入向上につながっています
FIDRは農家の世帯収入向上のため、年2回、本格的な養鶏技術研修を行っています。プロジェクト開始時の調査では約75%の農家が鶏を飼っていたものの、庭に放し飼いの状態でほとんど世話をしておらず、収入を得ているのはそのうちの半数。その収入も一年間に平均36USドル(約360円)という状態でした。
9月に各村で行われた研修には計930名が参加し、鶏舎の作り方、飼料や衛生管理について学びました。アンドンプレン村のソムビエンさんは養鶏を始めて今年で丸2年。今回は篤農家として村での研修の補佐役を務めました。
「以前は全く収入がなかったけども、今では雛を含めて100羽近くに増え、300USドルほどの年収になっています」そんな彼の話を参加者は真剣なまなざしで聞いています。ソムビエンさんに続けと多くの農家が養鶏に取り組むことが期待されます。