ネパールでは9月から10月にかけて、現地で最大のお祭りが2つも続き、そして11月中旬には、制憲議会選挙が実施されることから、プロジェクト対象地の人々は忙しくなる前に少しでも活動を進めておきたいようです。

現在までに農業用溜め池の設置、家庭菜園、溜め池での魚の養殖、地域の子どもたちが通う学校の修復、煙を屋外へ排出する「かまど」の設置（伝統的なかまどは室内に煙がこもることから呼吸器系の病気や眼病を発生する人も多いため）などなど、多様な活動を行っています。どの活動も驚くような速度で進んでいきます。

対象地域は雨季になると車両が利用できず、徒歩で向かうしかありません。そのため、ＦＩＤＲや現地協力団体の職員たちは活動のフォローアップもままならない状況です。しかし、村の人々はそれを十分に理解しており、村の人々は指示を待つのではなく、自分たちでできることをどんどん進めていてくれています。人々の問題解決のための行動力にはいつも感心させられます。