術後回復室が開設されました
昨年9月に拡張工事を終えた国立小児病院(NPH)の手術棟には、工事に伴い、重症患者用の術後回復室(SICU)が開設されました。SICUは、新生児をはじめとする重症患者に、手術後の集中的な治療と観察をするための部屋です。
本事業では、SICUが効果的、効率的に使用されるように、昨年12月に、SICUで働く麻酔科の医師や看護師と共に能力向上計画を策定し、本年5月末までに「心肺蘇生」や「気道確保」などの研修を実施してきました。
現在、SICUでは、生後すぐに手術が必要な先天性疾患を持つ新生児患者への受け入れも増えており、手術と集中治療を経て無事に退院した患者の保護者からは、「NPHの医療で子どもが救われて、とても感謝している」等の声が寄せられています。
SICUの職員たちは、人手不足やしばしば起こる機材故障に悩まされながらも、無事に回復した患者や保護者からの声に励まされて、研修や日々の業務に前向きに取り組んでいます。