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栄養評価の理解を高めるための研修を行いました

本年3月に終了した「国立小児病院給食支援事業」に代わって、4月から「カンボジア給食支援事業」が始まりました。

本事業では、活動の一つとして、国立小児病院(NPH)における栄養管理の導入に取り組んでいます。栄養管理の最大の目的は患者の栄養状態の把握と改善です。そのために、まずは患者の栄養状態を正確に評価することが必要です。

そこで、患者の入院時の栄養評価の方法について、看護師の理解を深めるため、6月中旬に各病棟の看護師に対して、研修を行いました。研修では、各病棟を代表する看護師たちが身長・体重の測り方、BMI(体格指数)の計算方法、評価グラフの見方について学びました。3時間という長丁場に、参加者の集中力が続くのか不安もありましたが、幾度となく質問が飛び交い、演習では必死になって電卓をたたくなど、全ての参加者が主体的に参加している様子が伺われました。

参加者は、今後、研修で学んだ内容を、自分が所属する病棟の他の看護師たちに伝え、手本となって実践していかなければなりません。

研修での学びが、普段の業務で実践されるよう、本事業では研修後のサポートを引き続き行います。そして、一人でも多くの患者さんの栄養状態の改善につながるように、看護師と共に栄養管理という大きな一歩に向けてこれからも進んで行きます。

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会場では終始質問が飛び交い、参加者全員が真剣な眼差しで研修に参加していました