リーダーシップ研修が行われました~あなたの夢は何ですか?~
「あなたの夢は何ですか?」
こんな質問から今回のリーダーシップ研修は始まりました。
今回の研修の参加者は篤農家(意欲的に農業に取り組む人たち)や保健ボランティアなど、私たちの活動を地域で広げていくために中心的な働きをして欲しい人たち。
参加者は冒頭の質問に対し、「今日一日のことで精いっぱいで、先のことなんか考えたことがなかったな」と戸惑いながらも、この質問に正面から向き合いました。研修では続けて「夢を持つことの意義」「自分の理想像」「人生の価値」といったテーマについてもグループごとに話し合い、発表していきました。
発表を全て終える頃には参加者が自らの夢を生き生きと語り、周りの人たちと誇らしげに共有している風景がみられました。「私の夢は耕運機を購入して広い水田を耕すこと」「大きな鶏小屋を建てること」「家族が誰も病気にならず幸せに暮らすこと」「自分も村も豊かになること」。
次なる質問は「夢を実現するためにはどうしたらよいですか?」というもの。話し合う中で「一人では難しいけれども、周りの助けがあれば必ずできる」「一緒にやればできる」など、夢を実現するために周りの共感(エンパシー)を呼び起こす必要を語る声が聞かれました。
FIDRが描くリーダーとは、夢やビジョンを持ち、周りの人間の意識を変えるような行動を起こす人。そのようなリーダーが何人も存在することで村に変化が生まれると考えます。FIDRは村を変えていく人たちを育くむため、リーダーシップ研修とリーダーをつなぐネットワーク研修を年に5回実施しています。
研修後、「夢は寝ているときにだけでなく、起きているときにもみることができるって気づいたよ」と嬉しげに話す参加者の姿に、彼らの夢の実現を後押ししていきたい思いを一層強くしました。