ASEAN小児外科学会で、カンボジア人小児外科医が表彰されました
11月初旬、ASEAN小児外科学会学術集会がミャンマーで開催されました。東南アジア諸国から小児外科医約100名が集い、カンボジア国立小児病院の外科医3名も出席しました。そのうちの一人 オゥ・チェン・ニャップ医師は、「先天性胆道閉鎖症」に関する報告をし、学会が選ぶ4つの優秀演題のうちの一つとして表彰されました。
ニャップ医師は、2012年、本プロジェクトおよび大阪府立母子保健総合医療センターの支援を受け、同センターにて約1カ月の研修を受けました。先天性胆道閉鎖症は、ニャップ医師がこの研修期間中に手術技術を学び、カンボジアに帰国後、国立小児病院で手術を開始したものです。今回の発表は、このようにして始まった手術について報告するものでした。
日本での研修で得たことがカンボジアの医療現場で活かされていることや、カンボジア人小児外科医の実績が国際学会の場で評価されたことは、本プロジェクトにとって大変誇らしいことです。