昨年も豊作になりました
米の収量を増やすSRI農法の普及を推進している当プロジェクト。昨年も無事に収穫を終え、12月には収穫祭を開催することができました。
当日は郡知事、州農業局長、日本大使館書記官らの出席のもと約400名の篤農家が集い、収穫量調査の結果を報告したほか、SRIに取り組んだ農家たちの体験を共有しました。
今年のSRI農法の1ヘクタールあたりの平均収穫高は3.85トン。従来農法の平均収穫高2.38トンより1.5倍多いという結果となりました。「今年は5月から7月の雨不足の影響が心配されたが、ほぼ前年並みの豊作となりホッとしている」と安堵の表情を見せるのは州農業局のチア・サポン氏。FIDRは州農業局職員とともにSRI農法の研修を実施してきました。収穫祭の日は研修の成果を農家と共に分かち合う日でもあります。
SRI農法を導入した農家数は昨年度の1,833世帯から今年度は3,256世帯へと一気に1,400世帯以上も増えました。目標だった975世帯をはるかに超える嬉しい結果となったのは精力的に普及に努めてくれた篤農家たちのおかげです。「来年もSRIの良さを多くの農家に伝えて1,000世帯以上増やしたい」と頼もしい発言も聞かれました。
収穫祭は歌やダンス、お芝居ありの楽しい一日となり、たくさんの農家たちの笑顔をみることができました。