お米と防水シートを配布しました
配布は手際よくみなで分担して行いました
「誰も助けにきてくれないと思った」と話すお母さん
FIDRネパール事務所スタッフは、現在プロジェクト地であるダーディン郡に入り、緊急食料・物資支援を開始しました。
5月6日に2,600世帯へお米の配布を行い、7日からは1,200世帯へ防水シート(簡易シェルター)の配布を行いました。支援物資の配布と並行し、ダーディン郡の行政担当者と今後の支援に関して協議を重ね、いち早く必要な支援を行っていけるように進めています。
ダーディン郡は成人識字率の低さ、5歳未満児の栄養状態の悪さ、妊産婦死亡率の高さ等で際立っている地域です。その中でFIDRがプロジェクトの対象としている4つの地区は社会的弱者が多く暮らし、住民の生活をサポートする体制もきわめて弱い状況です。地震発生から12日以上経過しましたが、政府や他団体からの援助が全く届いていませんでした。
支援に対し現地の方々は「やっぱりFIDRは忘れずに最初に来てくれた」と大変喜んでくださっています。ネパールの他の地域では物資の配布の際に住民間の争いが起きている地域もあるようですが、ここでは住民の方々が助け合いながら、穏やかに配布作業が進んでいます。
5月10日から日本人スタッフがもう1名を東京より現地に派遣します。防水シートと食糧はまだまだ必要な状況ですが、支援物資を提供する他団体とのバランスも考慮して、本当に必要なものを見極めて支援活動を続けていきます。
地震の際に一緒に避難したお母さんと
防水シートを配布しました
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