地域ボランティア「即席チームFIDR」
震災当日より1ヵ月以上緊急援助活動に従事している大槻職員より、活動中のエピソードが届きました。
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地域ボランティアの皆さん
震災から約1ヶ月、走り抜けた1ヶ月間でした。けれども1人で走った感は全くありません。それも、パッキングや配布の作業中、いつも周りに地域ボランティアさんや協力者に囲まれて一緒に作業をしていたからです。彼らがいなければ、この1ヶ月間の支援もほぼできませんでした。
緊急援助の場合、素早い決断と確実な調達、配送等の作業のみならず、現地での状況、ニーズ調査に加え、各自治体や各村々との調整業務も入ってきます。その中で、チームが自分たちの役割と責任をきちんと理解しなければ、調達した物資はなかなか人々の手に渡らないのです。
有難いことに今回の緊急援助では、現地の村々から多くの若者たちがボランティアとして集まってくれました。特に配布先の村々からボランティアとしてやってきた若者が多く、私たちにとっても非常に有難い存在となりました。
どの道を通れば安全に運べるのか、どの場所で配布作業をやるとよいのか、広い場所で皆がわかる場所はどこなのか等、彼らから様々な面で具体的なアドバイスを得た上で援助活動することができました。しかも配送用のトラックも自分たちで調達してきてくれたり、何を伝えることもなく、みんな自分たちのやるべきことが全てわかっているかのように動いてくれます。
約20名の若者に加え、時にはトラックのドライバーさんたちも嫌な顔せず、積極的に配布を手伝ってくれます。次の村へ行くときには、大抵違うメンバーで「即席チームFIDR」ができあがります。
現地NGOスタッフ、地域ボランティア、ドライバー、地域リーダー、そしてFIDRスタッフ、みんな本当に有難い存在です。感謝!
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