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一人ひとりに手渡しを

震災当日より1ヵ月以上緊急援助活動に従事している大槻職員より、活動中のエピソードが届きました。
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食糧を配布する大槻職員

この1ヶ月間、事業地を中心として、5月6日に食糧(お米)の配布、5月7日から仮住居資材の防水シートの配布、5月21日から衛生用品の配布を行ってきました。その中で、各村や集落のリーダーから必ず言われたことがあります。

「一人ひとりにきちんと手渡ししてほしい。」

それはFIDRとしても「そうさせていただきたい」と思っていたこともあったので、「ぜひそうさせてください」というと、どのリーダーも安心していました。

配布は日によって、何百世帯、時には千世帯を超えます。なので一人ひとりへの手渡しもかなりの量となり、地域の人々はどこぞのアイドルの握手会のように緊張した面持ちで長い列をなします。でも手渡しをする際に私たちからネパール語の挨拶「ナマステ!」と元気よく声掛けすることで、緊張していた人々の顔も和らぎ、人々とFIDRスタッフとの距離もぐっと縮まります。

物資を配布する側、受け取る側、その場にいる全員が今回の大地震の被災者です。互いの目を見て、挨拶をしながら手渡しをすると、「復興に向けて少しずつでも進んでいこう」というお互いの気持ちが自然に伝わってくるようです。物資を配布する場は「大切なコミュニケーションの場」でもあることに気づかされました。

募金はコチラ→ ネパール大地震緊急援助募金  ※募金は終了いたしました

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