ラダ・クリシュナ小学校の校舎を修復しました
修復が完了したラダ・クリシュナ小学校と子どもたち
FIDRは、ネパール大地震の被災地において、教育環境の回復に取り組んでいます。
首都カトマンズの東方に位置するカブレパランチョーク郡にあるラダ・クリシュナ小学校は、2011年にFIDRが建設した学校です。4月の大地震により、同郡でも多数の民家や公共施設が崩壊するなど大きな被害が出ましたが、建設時に地震に備えた工夫を凝らしていた同校では、屋根や壁の一部に損傷が見られたのみでした。
FIDRは5月に建設技師を伴い同学校校舎の状況を検査し、被害状況を確認しました。そして、一部の壁と屋根の修復を行うこととしました。
修復工事は6月上旬に着工し、1ヵ月ほどで完了しました。屋根材を一般的で以前使用していた瓦から炭素繊維を用いたシートに替えたことで、崩落の危険が大幅に減少したばかりでなく、教室内が明るくなり、通気性も良くなりました。
7月18日には、ラダ・クリシュナ小学校の児童、保護者、教員、現地政府職員が集い、FIDRとともに修復の完了を確認しました。住民の方からは「FIDRはラダ・クリシュナ小学校を決して忘れず、政府など他の団体と比べられないほど迅速に対応してくれた」との感謝の言葉を受け取りました。
FIDRは今後、緊急支援を行ってきたダーディン郡においても学校の再建を進めていきます。
2015年5月16日(修復前)
2015年7月18日(修復後)
2015年5月16日(修復前)
2015年7月18日(修復後)
以前の校舎では屋根瓦の落下防止のためにネットを張っていましたが、修復後は軽量の炭素繊維ボードを使用したため、ネットは不要となりました
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