地域の人々も復興の一歩を確実に踏み出しています
ネパール大地震から約半年以上が経過し、今度は隣国インドからの輸入規制による燃料やガソリン不足が続き、なかなか人々の生活も落ち着かないネパール。そんな中、事業地ダーディン郡は乾季となり、野菜栽培の時期となりました。
地震後の乾季ということもあり、FIDRの職員は「今年の野菜栽培を始める人は少ないだろうなあ...」と何も植わっていない茶色の山々を想像しながら、そして少しさびしい気持ちを持ちつつ、現地視察を行いました。
と・こ・ろ・が...、な?んとなんと、現地では山の斜面に広がる、それはそれは美しい緑の野菜畑が拡がっていました!
ある農家は、「地震の後だからって、野菜栽培を止めるわけにはいかないよ!ため池に水があるならちゃんと続けるよ!」といって、ご自慢の畑でカリフラワーやマスタード、ジャガイモ、大根などの生育状況を教えてくれました。
地震後、笑顔が少なくなった人々ではありましたが、野菜畑自慢をする農家の人々は、自信に満ちたとても素敵な笑顔を私たちに与えてくれました。ほっ...。