熊本地震への対応(被災地の状況)
4月19日(火)よりFIDRスタッフ2名が現地入りし、益城町、御船町、西原村、南阿蘇村の状況調査にあたりました。
倒壊家屋は活断層のラインに沿う形で集中しています(益城町)
各地で道路の亀裂が生じていますが、補修工事は急ピッチで進んでいます(益城町)
現地では目下、インフラの復旧が急ピッチで進められ、徐々に電気やガスなどが使えるようになっています。しかし、水道に関しては配水管の破損などにより回復する目途がたたず、食事、洗濯や入浴などで困難な状況がしばらく続くことになる地区もありました。
街中は車両通行止めの交通規制も減り、店舗も少しずつ開くようになってきました。家屋の倒壊・損壊によって家に戻れない方々、倒れた家財のために寝る場所がない方々、余震が続く中、不安を覚えられる方々、多くの方々が夜は避難所や車中で過ごされていました。
避難所以外にも、コンビニの駐車場などに集まり夜を過ごす様子も多くみられました(益城町)
避難所の担当者によると、集積場所に全国から集まった救援物資の仕分けや配布が進みだしたとのこと。
FIDRは、西原村の避難所のひとつである「村立にしはら保育園」に子どもたちのおむつやお菓子、飲料などを届けました。同保育園は施設の一部を避難所として開放していますが、保育も再開されていました。被害を受けた自宅の片づけや職場の復旧に追われる大人たちにとって、安心して子どもを預けられる保育園の存在は大きな励みになると感じました。
FIDRは、日に日に変化する現地の状況をとらえつつ、今後被災地の方々が真に必要とする支援に即応するよう、引き続き調査・分析を進めてまいります。
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