大地震から1年。仮設校舎から子どもたちの元気な声が聞こえています
教室で勉強する子どもたち
2016年4月25日、ネパール大地震から1年が経ちました。
現地ではまだまだ復興の一歩が始まったばかりの状況にある地域も多いですが、子どもたちは少しずつ元気を取り戻し始めています。
FIDRは、緊急援助活動を行うダーディン郡の4地区において、昨年末までに仮設校舎48棟の建設により約100教室を設置、3,000人を超える児童に学習環境を提供してきました。一部の学校では、寒さや雨の対策として、あるいは、本設の校舎建設がしばらく先になることから長期の使用を見越して、仮設校舎の改修も行いました。児童は安定した学習環境で元気に学んでいます。
現在、同郡内で最も被害の大きかった5つの小学校を対象に本設の校舎建設の準備を進めています。ネパール国の教育省をはじめ、事業許可を発行する社会福祉委員会、ダーディン郡教育局など、関係機関の許可を取得している最中です。
学校の児童たちも本設の校舎が建つことを心待ちにしています。一刻も早く復興を軌道にのせられるように一つ一つの活動を着実に進めていきます。
改修の済んだ仮設校舎。壁を厚みのあるプラスチック製建材で補強しました
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