神奈川県の高校生が、国際協力について学びました
6月23日、神奈川県アレセイア湘南高等学校の2年生5名の皆さんが東京事務所を来訪し、NGOの働きや国際協力について学びました。
生徒の皆さんは、FIDRの活動分野や支援国などについて説明を受け、カンボジアの農村部をイメージした模型を使い、カンボジアの農村地域への支援について考えるワークショップを行いました。さらに、ワークショップの舞台となったコンポンチュナン州でFIDRが実施している農村開発プロジェクトについて学びました。
ワークショップの中で、カンボジアの農村部が抱える貧困の状況を知った生徒たち。米不足や子どもの低体重などのさまざまな課題に対し、「これってまずいんじゃないの?」との問題意識は持ったものの、それらをどう改善するかという具体策を考えるのに苦労していました。
終了後の振り返りでは、
「私たちが普段当たり前にできていることが、開発途上国ではできなくて、お金や食べ物の価値が全く違うということがわかりました」
「自分はおこづかいが3,000円です。今日までは高校生なのに足りないと思っていましたが、ぜいたく言っていられないなと思いました」
「自分たちは幸せなんだなと思うけど、開発途上国の人たちが幸せじゃないと勝手に決めつけていたことがわかりました」
といった、たくさんの気付きを教えてくれました。
またこの他、「周りの友だちに、今日自分が質問されたことを聞いて、みんなの考えを知りたくなった」と書いてくれた生徒さんもいました。
これからは、身近なことから世界情勢に至るまで、「あれっ?」と思った気付きをそのままにせず、「何でだろう?」と考えたり、色々な人と話すところから国際協力を始めていただければ嬉しいです。