FIDR報告会「ベトナム少数民族が暮らす地域で村おこし!」を開催しました
1月20日、東京・市ヶ谷のJICA地球ひろばにて、FIDR報告会「ベトナム少数民族が暮らす地域で村おこし!」を開催し、ベトナムで実施してきた自立的な観光開発支援の成果と新プロジェクトについて、JICA観光開発分野課題別支援委員でプロジェクトのアドバイザーでもある高寺奎一郎氏とFIDRベトナム事務所長の大槻がご報告しました。
観光開発の専門家とFIDR職員というそれぞれの立場から、カトゥー族の観光を通じた地域おこしの取り組みや、ナムザン郡全土へ広がる村おこしの魅力と可能性を語りました。発表後に行った質疑応答では、ベトナムにおいてコミュニティー・ベースド・ツーリズムが成功した要因の一つである質の高い観光客の集客方法についてご質問をいただき、地域住民の生活環境を壊さないためにツアー内容をこだわり抜いた点や、集客が無くても地道に継続したことが成功の要因であることをお伝えしました。
その他にも多くの方々からご質問や、以下のようなご感想もいただきました。
「学校ではその国の概要等おおざっぱなことしか習わないが、実際に支援されている方から細かい内容を聞くことができて、ベトナムに対する見方が変わりました」
「通常のビジネス手法を使わなかったことが成功の一因になっている事など、プロジェクトが成功することの難しさを知ることが出来て良かったです」
「宝探しというテーマで地域の人々が文化や伝統を思い出し、皆の誇りの復活の道筋になるこのプロジェクトはとても興味深いと思いました」
「自分たちの見つけた"誇れるもの"だからこそ、主体的にずっとやりたいと思える活動になるというところが印象的でした」
ご参加いただいた皆様、本プロジェクトをご支援くださるすべての皆様に心より感謝申し上げます。