ネパール学校建設 ~完成式典が執り行われました~
完成した校舎に喜ぶ子どもたちと地域住民(ネワールパニ小学校)
FIDRは、ネパールで2015年12月に設立された復興庁から国内で最初に学校建設の許可をもらい、2016年6月からダーディン郡内の4つの地区において小学校3校、中学校と高校それぞれ1校の、合計5校の校舎の建設を進めていましたが、2017年4月に小学校2校が完成し、4月26日、27日にそれぞれの学校で完成式と引き渡し式を執り行いました。雨季直前で心配されていた空には青空が広がり、式典には教育省をはじめ、地域の行政関係者ほか大勢の人々が集いました。日本からは、元ネパール大使を務められたFIDRの神長善次理事と、江川信彦常務理事が参加しました。
教育省のアスタ・ラマ氏は式典の中で「国や国際援助機関が成し得ていないことをFIDRはやり遂げた」と述べ、FIDRが地域と一丸となって学校建設に取り組んだことを評価し、震災後では国内最初のケースとなる校舎の完成を参加者と共に喜びました。
地域の人々も「政府の手が届かず、なかなか復興が進まないときに、地域の子どもたちの将来を考えてこのような支援を海外からいただくのは素晴らしいことだ」と口ぐちに語りました。
子どもたちは、新しい校舎での授業を楽しみにしている様子でした。
残りの3校もまもなく完成します。
地域住民に向けて挨拶をする神長理事(写真中央・アンナプルナ小学校)