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クラチェ州で新規フェーズの開始セレモニーを開催しました

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1996年より20年に渡り国立小児病院(NPH)で実施してきた小児外科支援プロジェクトが、今年度よりカンボジア北東部のクラチェ州で事業展開されることを記念し、8月7日、新規フェーズの開始セレモニーを開催しました。日本からは長年本事業に携わってこられたFIDR岡松理事と石井医師、FIDR岡田事務局長が参加した他、NPH院長、クラチェ州の保健局長、病院院長、各地の保健センター長、そしてプロジェクトの主役となるクラチェ州病院の職員など総勢約100名が参加しました。

岡松理事からは「途上国では外科手術へのアクセスが限られている地域が未だに多い。アクセスに問題がなく、手術を必要とする患者が適切な治療を受けられることで子どもの命が救われる」など、FIDRがこれまでNPHで外科医の卒後研修を支援してきた意義が紹介されました。

州保健局長からは「FIDRの支援で州内の救急搬送システムが強化されるため、先ずは子どもを病院へ連れてきて受診させるよう、小児患者の保護者に呼びかけていきたい」とコメントがありました。

最後に、カンボジア保健省・クラチェ州病院・FIDRの三者の名が刻まれたプレートが岡田事務局長から披露されました。

クラチェ州病院が強固なパートナーシップでカンボジア北東部の拠点となるように、同病院を中心とした医療システムを築き上げ、多くの子どもたちが地元で医療を受けられる体制の早期実現を目指していきます。

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