「食生活指針」の学校への普及がはじまりました
4月24日、カンボジア北部プレアヴィヒア州のコム・トメイ小学校で開かれた「料理コンテスト」の機会に、「学齢期の子どもたちのための食生活指針」の普及活動を行いました。
コンテストは、カンボジア教育省保健課とWFP(国連世界食料計画)が共催したもので、WFPが給食支援を行う学校のボランティア調理員、学校長、州や郡の教育局、学校保健課、WFPが出席しました。
調理員が料理をしている間、FIDRスタッフは学校長に向けて、フードピラミッドが描かれたポスターなどの教材を使い食生活指針を紹介しました。この指針が健康的な食習慣とライフスタイルづくりに役立つことを説明するとともに、自校の教師や子どもたちに広めていくよう働きかけました。
「カンボジア政府、国連機関とNGOが一緒になって、食生活指針を子どもたちに広める機会をもつことは、とても重要で意義のあることです」と、学校保健課課長のキムソティアヴィ氏は評価していました。
校長先生たちは、学校に戻ると早速、教室の壁に教材のポスターを掲示しました。
ある学校では、数名の子どもたちがポスターを囲み、フードピラミッドに描かれている食べ物についておしゃべりをしていました。ポスターには、「毎日、全ての種類の食べ物をバランスよく食べましょう」、「小魚や牛乳、乳製品など、カルシウムが豊富な食品を食べましょう」、「多くの果物と野菜を規則正しく食べましょう」などのメッセージが書いてあります。
ポスターは、「とても、おもしろい」と子どもたちに好評で、食事に関するメッセージもきちんと伝わっていました。