【第二報】被災地域の調査を行いました
7月13日よりFIDRスタッフが、豪雨による被害の大きかった岡山県の倉敷市真備町地区、また、広島県の広島市安芸区、坂町、呉市の被災地に入り、状況調査にあたりました。
流され転覆した車両が洪水の凄さを物語ります(倉敷市真備町)
土砂や流木などのゴミが大量に残されていました(広島県坂町)
被災地の状況は、テレビ、新聞等で繰り返し報道されていますが、浸水被害を受けた地域では、水が引いた後の大量の泥や砂の撤去や使用できなくなった家財の片づけが、猛暑のなか進められています。
被災した保育園の様子。園内には大量の土砂が流入しました(倉敷市真備町)
道路脇には水に浸かり使えなくなった大量の家財が置かれています
倉敷市真備町地区では、地区の約30%が浸水被害を受けました。避難所となっている地区内3箇所の小学校では、少しでも避難生活の困難を和らげるために、エアコンの設置や、地区の方々による炊き出しなど、様々な努力が続けられています。
また、学校の先生方の尽力や地区外の方々の支援により、託児や子どもたちの遊び場づくり等の取り組みも開始され、親御さんたちが、子どもを預けて自宅の片づけに向かわれる姿が見られました。
復興には相応の時間を要すると思われますが、電気、水道が復旧し始めるなど、徐々にインフラの回復も見え始めてきました。
FIDRは、日に日に変化する現地の状況をとらえつつ、今後、倉敷市真備町地区を中心に、被害に遭われた方々が必要とする支援に即応するよう、引き続き調査・分析を進め、適切なタイミングで援助活動を実施してまいります。