支援する
menu

ナムザン郡カトゥー族観光組合が「ASEANコミュニティー・ベースド・ツーリズム(CBT)賞」を受賞

4f49f5323a27c426b28ca44ba105f92c-1689264950.jpg

ベトナムスポーツ文化観光省グエン・ゴック・ティエン副大臣(左写真中央)から表彰される、ナムザン郡カトゥー族観光組合の代表ブリウ・トゥーン氏(同左)

ed758f2ff3f979a9a1e3313155ce3294-1689265020.jpg

授与された盾

1月18日、世界遺産ハロン湾を有するベトナム北部のハロン市にて、第38回ASEAN・ツーリズム・フォーラム(ATF: ASEAN Tourism Forum)が開催され、ベトナム中部山岳地域で少数民族の村々を訪ねる「カトゥー族ツアー」を運営する「ナムザン郡カトゥー族観光組合」が「ASEANコミュニティー・ベースド・ツーリズム賞(ASEAN Community Based Tourism Award 2019-2021)」を受賞しました。

本フォーラムは、ASEAN(東南アジア諸国連合)に加盟する10か国が運営し、毎年世界各国から主要政府機関や関連企業等を招いて開催されているものです。東南アジアを大きな観光目的地とすべく、加盟国の観光資源の開発やその質の向上に努めており、今回も2,000名を超える参加者が集いました。

「カトゥー族ツアー」は、FIDRが2012年からの4年間、ベトナム中部クァンナム省ナムザン郡で実施した「ベトナム少数民族地域活性化のための観光開発プロジェクト」の中で形となったもので、外国人を主とする観光客が日帰りでナムザン郡を訪問、少数民族カトゥー族の文化や生活、食事等を体験する内容です。地域住民が立ち上げた観光組合が運営し、地域の人々の生活向上や地域自然の保護につながる観光ツアーを目指しています。

「ナムザン郡カトゥー族観光組合」が受賞したのは、ATFが審査する観光7部門の一つ「ASEANコミュニティー・ベースド・ツーリズム基準(ASEAN Community Based Tourism Standard)」において、厳しい審査項目で基準を満たした団体に贈られる賞で、今年は加盟国10か国から26団体が受賞しました。

ベトナムでは、250を超える団体がこのCBTに取り組んでいますが、今回の受賞はカトゥー族ツアーを含む3団体のみ。ベトナムのみならず、ASEAN地域にもひろく認識されたことになります。

さらに、同観光組合の代表を務めるブリウ・トゥーン氏が、「ベトナム観光開発に影響を与えた20人」の1人に選ばれるという栄誉に浴しました。

67e3de1b4800dc4c2e82977e8099beeb-1689265167.jpg

ナムザン郡カトゥー族観光組合代表のブリウ・トゥーン氏が紹介された本

c585dd3ecc674baf1f0e7e65d5801ffa-1689265221.jpg

ベトナム観光開発に影響を与えた20人の1人に選ばれました