農家から農家へつながる「自信」
1月に当プロジェクトの対象地に加わった7村の篤農家32人が、既にFIDRの支援を受けながら養鶏を営んでいる他村の「先輩農家」を視察しました。
暑い日差しが照りつける中、あるグループが訪れたのはサヴォーンさん。以前から養鶏を営んでいたものの、2017年にFIDRの研修に参加するまで知識も技術もなく、収入は多くありませんでした。研修参加後に養鶏を軌道に乗せたサヴォーンさんの家には、現在広くて立派な鶏舎があり、大きな自宅も建設中です。
「学んだ技術を実践したら鶏の状態が良くなり、高く売れるようになって、家を建てる決心がつくまでに収入が増えたんだ!」
力強いサヴォーンさんの話に農家たちは引き込まれ、どんどん目が真剣になっていきました。「病気はどう予防するの」「雛と親鶏の餌はどうして違うの」などの質問に、サヴォーンさんは一つひとつ丁寧に答えました。
こうした地区を超えた農家同士の学び合いにより、知識や技術が広がり、農家から農家へ"自分たちにもできる"という自信がつながっていきます。これからどんな変化が起こるのか、楽しみです。