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ネパールの、とある学校の一場面 ~休み時間~

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2015年のネパール大地震後に建てられた仮設校舎(シッダジョティ・ハリミシュラ小中学校)

FIDRが校舎・トイレ建設支援をしている、山間部の学校に通う子どもたち。新校舎が出来るまでの間、仮設の校舎での学校生活についてシリーズでお伝えします。

鐘がなると、みんな教室を飛び出し、走り回ります。校庭に遊具があるわけでも、サッカーボールがあるわけでもありません。ただ、友だちとじゃれあって、走り回る!何がそんなに楽しいのだろう?と思うくらい、ケラケラ、笑い声が青い空に響き渡ります。
集団で遊んでいる子どもたちに近づいてみます。よく耳を澄ますと「カバディ、カバディ、カバディ…」と繰り返す声が聞こえます。
カバディはインドの国技として知られており、すごく簡潔にいうと2チームに分かれた点数制の鬼ごっこで、攻撃側がカバルディと言い続けるのが特徴です。
実は最初に行われたのはネパールという説もあるらしいのですが、今でも学校で当たり前のように遊ばれているのを見ると、その説は本当かもしれない、と思ってしまいます。男子も女子も混ざって楽しく、なかなか真剣な勝負が繰り広げられていました。

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教室の裏手では茂みに手を伸ばして何かを取ろうとしている子どもたちを発見。
茂みから何かを取り、口に入れています。小さな黄緑色の実は「キンブ」という桑の実だそうです。
一般的には大きく熟し、赤や黒になってから食べると甘いのですが、この若い実は少し甘酸っぱい味がします。

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モノがなくても、周りにあるもので楽しみを見つけて、遊べるのはどこの国でも、子どもたちの才能ですね。