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中・高校生に、ベトナムでの「SDGs」への取り組み事例を紹介しました

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駒場東邦中学校・高等学校では、中学校3年生、高等学校1年生を対象に、「国際的視野を養うためのスタディツアー、ベトナムで学ぶSDGs」を企画されており、希望者36名が3月にベトナムを訪問します。スタディツアーでは、NGOによるSDGsへの取り組み事例の一つとして、FIDRの支援を経て少数民族カトゥー族の人々が自主運営する日帰り観光ツアー「カトゥー族ツアー」に参加されることになりました。これに伴う事前学習が1月29日に行われ、FIDR職員が講師となり、カトゥー族ツアーができるまでの経緯とこれからの展望について説明させていただきました。

スタディツアーに参加する36名の生徒の皆さんは、昨年7月からベトナムに関する下調べを続けています。「カトゥー族ツアー」に参加するにあたっても、ベトナムの元国立民俗学博物館副館長がまとめたカトゥー族に関する貴重な書籍を手分けして和訳し、カトゥー族の文化や風習などについて学ばれていました。

当日は、FIDR職員から、カトゥー族の村々での活動が生活向上支援からスタートし、次第に伝統文化や地域資源を活かした「カトゥー族らしい持続可能な発展」の形として観光開発にいきついた経緯を説明しました。その後生徒の皆さんは、グループに分かれ、これから出会うカトゥー族や彼らが暮らす環境などについて想像しつつ、「カトゥー族が直面している、もしくは今後起こりうる課題は何か」、「彼らにとってどんな社会が理想的か」について話し合い、発表しました。

「都市から車で2時間かかるという遠さが、観光での発展を目指すうえでは課題なのでは」、「このまま開発が進むことが、カトゥー族にとっていいことなのだろうか」など、どのグループからも関心の高さが伺える発表がありました。共有された問題意識をもとに、実際に現地で何を感じ、学んでこられるか今から楽しみです。

(写真:生徒の皆さんが参加する「カトゥー族ツアー」ができるまでの経緯とこれからについて説明)

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