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息の長い、そして温かみのある援助

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プノンペンの国立小児病院を訪問された郡山女子大学岡部准教授(写真左から2人目)。
国立小児病院栄養科のダネー医師(写真左)と福島医科大学研究員のお二人と一緒に

1月31日、郡山女子大学食物栄養学科の岡部聡子准教授ほか、福島医科大学研究員の方々がプノンペンの国立小児病院を訪問され、FIDRの職員や栄養科のダネー医師らからFIDRの取り組みについてご紹介しました。訪問を終えて、岡部准教授より以下の感想をいただきました。

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今回、知人の紹介でFIDRと巡り合い貴重なお話を伺うことができました。1996年にカンボジアにてFIDRの活動が開始され、小児外科のドクターと看護師を育成し、20年が経過した今、教育を受けた人がプノンペンにて教鞭をとる人材にまで成長していること、そして、支援から始まった病院給食では、今では100%現地の病院の運営で8種の食事箋に対応した食事を365日3食提供されていること。教育というソフト面の強化は時間と手間がかかり、かつ、伝えてと受けての双方に情熱がないと実現が難しいとされます。何とも息の長い、そして温かみのある援助であることに感銘を受けました。特に、小児病院を訪れた際のFIDRカンボジアスタッフと小児病院の栄養科スタッフの信頼に満ちた関係を目の当たりにして、心が温まる思いでした。同じ日本人として、彼女たちを誇りに思います。学齢期の子どもたちの食事摂取基準と食生活指針が完成し、現在、それをもとに学校で使用する保健教育の教科書開発にも技術支援していると伺いました。今後は食生活指針をベースにした栄養教育の普及に重点を置いて活動されるとのこと、今後の活躍を期待しております。

郡山女子大学食物栄養学科 准教授 岡部聡子

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病院で提供される給食の一週間のメニュー

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給食棟で栄養科のソチアット医師(写真左)とFIDRの栄養専門家である甲斐永里管理栄養士(写真中央)から説明を受ける岡部准教授

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