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ベトナム事務所の大槻所長へのインタビューが地元紙で特集されました

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ベトナム中部クァンナム省の新聞インタビュー記事

ダナン市に事務所を開設した1998年以来、FIDRはクァンナム省ナムザン郡に暮らす山岳少数民族カトゥー族を長年支援してきました。これまでの支援により、カトゥー族の人々は、自分たちの力で主体的に地域を活性化するようになり、彼らの取り組みはベトナム中部に暮らすほかの少数民族の人たちにも影響を与えています。
このようなFIDRの活動は、近年、これまで以上にメディアで取り上げられることが多くなり、最近は持続可能な支援に対する意見を求められるようになってきています。

先日は、クァンナム新聞に「コミュニティを繋ぐ橋を築く」というタイトルで、ベトナム事務所の大槻所長のコメントが大きく掲載され、開発に関するFIDRの考えや提言を広く発信する機会となりました。
「クァンナム省山岳地にある有形・無形の伝統的価値のあるものについてどのように開発を進めるべきか」、また「持続可能な観光を山岳地で展開するにはどうしたらいいか」との質問に対し、大槻所長は以下のように答えました。
「住民と政府だけではなく、民間企業や専門家など、あらゆる分野の関係者が連携して取り組むことが大切。特に、行政や外部者が直面している課題であるが、山岳地に居住する、独自の文化や風習をもった少数民族とは、調和を保ちながら、彼らの速度に合ったアプローチで信頼関係とネットワークを構築する必要がある。さらに、世界遺産を2つも持つクァンナム省において、近年ホイアン市が世界中の注目を浴び、観光客が集中している。旅行会社は新しく珍しい商品を探しているが、クァンナム省にはそのポテンシャルが十分ある。クァンナム省内のどこにどんな文化を持った少数民族がいるのか、など観光地に関する情報を発信しているチャンネルがまだないため、各分野が連携をし、必要とされる情報をきちんと発信する体制を整えることが急務である」。