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【第三報】長沼保育園の復旧支援を行いました

長野市は昨年の台風19号により、保育園も大きな被害を受けました。市立長沼保育園は、決壊した千曲川から約1㎞の距離にあり、当時一帯は3mの高さまで泥水に浸かったため、平屋の園舎とあらゆる備品は完全に使えなくなりました。同保育園はこの3月まで子どもたちを近くの他の保育園に預けていましたが、4月1日から元の園舎の隣に設置したプレハブの仮設園舎に移りました。 FIDRは長野市からの要請で、仮設園舎での保育再開に必要なデジタルピアノ、散歩用ベビーカーを兼ねた避難車、厨房器具、加湿器等を支援しました。

4月の仮設園舎での保育再開を前に市の担当の方々はFIDRに語ってくださいました。「復旧のために国からの補助を受けられる対象は建物に付随した電気水道等の設備に限られています。台風19号は激甚災害に指定されたため、一部の備品の回復については補助が受けられます。それでも保育を再開するために必要な物品はそろわないため、苦慮していました。FIDRからの支援にはとても感謝しております。」

4月中旬、仮園舎での保育が再開した矢先に、長野県は新型コロナウイルス対策として登園自粛を依頼しました。6月1日から通常保育が始まりましたが、長沼保育園に本設の園舎ができあがるのは3年ほど先とのこと。そのため入園から卒園までずっと仮設園舎で過ごすことになる子どももいますが、そうした中でも楽しく、安心して過ごせる環境のためにこの度の支援が役立つことを願っています。

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避難車は、日頃は散歩用ベビーカーとして活用されています

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デジタルピアノで歌を歌っている様子

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