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大雨被害を受けた人々の仮設住居が完成しました

7月中旬、FIDRは活動地の一つであるラメチャップ郡ベタリ区で大雨による土砂崩れと洪水から大きな被害を受けた67世帯に対し、食糧、衛生品、資材を提供しました。その後、家屋が全壊した19世帯は支援物資のビニールシートやトタン板を使い、近隣の住人らが提供してくれた土地に簡易的な住居を建て、仮暮らしを始めました。

被災した住民は、当時を振り返りこう語ります。「大雨による土砂崩れで家だけでなく、育てていた作物も流されてしまいました。生活の糧を失い、絶望で涙が止まりませんでした。FIDRが食糧や資材を提供してくれたことを神の助けだと思っています。資材をもらってから5日程で仮設住居を完成させました。おかげで、今は安心して過ごすことができています。」
他の世帯も仮設住居づくりが終わり、日中は被害のあった家屋の資材や畑の土砂を片づけ、夜は仮設住居に戻って眠る生活をつづけました。

9月にも何度か大雨を経験しましたが、直接的な被害は受けず、人々の生活は落ち着きを取り戻しつつあります。住民が仮設住居に使用した資材を活用してそれぞれに新しい住居を建てるのは、雨季が明ける10月頃になることが見込まれます。

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住民たちは受け取ったトタン板を利用し、当座をしのぐため仮設住居を作りました