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『FIDR現場レポVol.2 〜カンボジアの学校で栄養教育を!でもその前に?』を開催しました

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11月7日、カンボジアと日本をつなぎ、カンボジア栄養教育普及プロジェクトに従事する甲斐永里専門家が登壇するオンラインイベントを行い、同国の栄養教育の現状や栄養教育を広める上での取り組みについて紹介しました。

カンボジアでは、栄養や食生活分野に関する情報が不足しており、学校でそれを学ぶ機会も限られています。2025年から、学校のカリキュラムに初めて栄養を含む保健教育が導入されるのにあわせ、FIDRは、栄養分野の教科書づくりや教員養成を担う「教育省学校保健局のサポート」また、「栄養教育を実施するためのモデル校づくり」の2つの活動を行っています。

イベント当日は、甲斐専門家から、カンボジアには栄養の専門家がほとんどいないためFIDRが教育省学校保健局とともに教科書執筆や教員養成を行っていることを説明しました。また、子どもたちが栄養について楽しみながら学び、知識が記憶に残るよう、補助教材づくりの推奨や、カンボジアではまだ珍しい参加型授業導入の試みを、ビデオや写真を交えてお話しました。

一方、教育現場となる学校は衛生的な環境とはいえません。甲斐専門家は、栄養教育を導入する以前に学校環境を整える必要性からモデル校づくりに着手したこと、またその一歩として行った校長研修を契機に、校長が主導してトイレや手洗場の改修を行うなど変化が現れてきていることを紹介しました。

当日は、60名の近くの方々がZOOMでご参加くださいました。栄養教育導入までの道のりの中で様々な課題にぶつかりながらも、現地の人々とともに取り組みを進める様子に、「大きなゴールに向かいながらも、現地の環境に合わせて丁寧に行われている活動ひとつ一つに驚きました。」「微力ですが、協力したいと思いました。」などの声が聞かれました。

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