駒場東邦高等学校で出張授業を行いました
6月26日、駒場東邦高等学校の2年生230名を対象に、「教育」をテーマに出張授業を行いました。
FIDRからの問いかけは、「教育が受けられないことでどんな問題が生じるか」。まずは、生徒の皆さんに考えて発表していただきました。
続いてFIDRより、カンボジアを事例にして、「栄養不良」の原因の1つが栄養についての知識不足であること、だからこそFIDRは、カンボジアの学校で栄養教育をはじめるための取り組みを行っていることを紹介しました。
そして、カンボジアでは他の東南アジア諸国に比べて栄養不良の子どもが多いこと、カンボジア教育省とFIDRが全国の学校で栄養教育を開始するために取り組んでいる事柄、栄養教育がどのようにして子どもの栄養不良の改善につながっていくのか等についてお話ししました。
生徒の皆さんは、「栄養不良」と「教育」のつながりに驚きつつ、真剣にFIDRスタッフの話を聴いていました。
最後の質疑応答の時間では、生徒の皆さんから様々な質問が寄せられました。
「途上国の教育支援の国際的な枠組みにはどんなものがあるのでしょうか?」
「カンボジアで教育支援をするとき、どこかに許可をとる必要があるのでしょうか?」
授業終了後に熱心に質問くださる方もいました。
冒頭の問いかけと授業の内容を受け、生徒の皆さんが、開発途上国での教育支援の進め方やあり方、教育のもつ可能性についてそれぞれに考えてくださったことが伺えました。
また先生方からも、「教員にとっても学びのあるお話だった」とのお言葉もいただきました。