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プロジェクト開始にあたり先行事業の対象地でモニタリングを行いました

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「ベトナム中部生活改善と子どもの栄養改善プロジェクト」の本格的な開始に向けて、FIDRスタッフは先行事業でも対象地であったベトナム中部高原地域のコントゥム省ダックトー郡を訪問し、プロジェクト完了後のモニタリングを実施しました。

その結果、先行事業で実施した活動の中でも高い効果をあげた、トイレ、水浴び場、洗濯場など多目的に利用できる各家庭の手作り衛生施設「マザーズ・スペース」は、2017年度に事業を完了してからも、住民自身がメンテナンスを行っているだけではなく、中には水タンクやパイプなどを新たに取り付け、改修した家庭もあることがわかりました。マザーズ・スペースを導入した家庭が率先してその使いやすさを近隣住民に紹介したことによって、実際に自分たちで導入した家庭もありました。

また、世界銀行がマザーズ・スペースの建設を参考にしたという例もありました。マザーズ・スペースは、建設期間中のほとんどの過程において設置世帯や地域が参加するようになっており、特に地上部分は住民の創意工夫によって建設され、地下部分の建設資材が支援されます。世界銀行によるトイレ建設支援がコントゥム省で実施された際、マザーズ・スペースを高く評価している現地行政がこの手法を紹介し、建物を含むすべての建設費を支援していたこれまでのトイレ建設と異なり、地上部分の建設を設置世帯に任せたため、より多くの世帯に設置が可能となったということです。

ダックトー郡では、住民の意欲も高く、先行事業で住民リーダーとして活躍した女性からは「プロジェクトが開始したら、ぜひ協力したいです。」との声が聞かれました。今年8月の本格始動に向けて、引き続き準備を進めてまいります。

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先行事業で導入されたマザーズ・スペースは現在も大切に使われています

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