学校が閉鎖中の間も続いていた、先生たちの取り組み
FIDRはカンボジア全国で栄養の授業を開始するためのモデルとなる4つの学校をコンポンチャム州内に定め、教員研修や環境の改善を進めています。しかし新型コロナウイルスの感染拡大で、今年3月から全国の学校は休校になりました。9月下旬から学校は徐々に再開されましたが、学校が閉鎖中の間も、各校において、校長先生がリーダーシップを発揮して様々な取り組みを進めていました。
モデル校の一つであるラヴィエテ小学校では、校長先生が地域の住民やお寺の協力を募り、新しい校舎の建設を始めました。学校が再開して子どもたちが戻ってきた時に、楽しく勉強できるよう、机も色鮮やかに塗装しました。また、これまではあらゆるゴミを一緒にして焼却していましたが、缶やペットボトルを分別できる回収ボックスも設置しました。
他の学校でも、校長先生たちは今できることを考えて、それぞれの取り組みを行っています。FIDRがプロジェクトで実施してきた日本式「5Sカイゼン」の研修や、他校視察研修の効果が表れているようです。FIDRスタッフは、次に学校を訪問できる日を楽しみにしています。
地元の人々も協力して校舎の建設が行われています
机がカラフルに塗装されて教室が明るくなりました
缶とペットボトルを分けて回収するようになりました