病院スタッフの新しいチャレンジ~新病棟の大清掃~
昨年12月に完成したクラチェ州病院の新外科・産科病棟。
運用を開始して1ヶ月が経った頃、床が汚れていたり、病室が掃除されていなかったり、クモの巣が張っていたりなど、衛生面での問題が発生していました。
外科病棟では2名の清掃スタッフがいますが、病棟が広く、入院患者の入れ替わりが激しいために日々の掃除が追いついておらず、FIDRはこの状況を改善しようと病院に働きかけてきました。すると、状況を見た院長が、外科スタッフ全員を集めて話し合いを行い、「医師、看護師みんなで掃除しよう!」と、病院をあげて定期的に大掃除を始めることになりました。
早速1回目の大掃除の日、病棟内をくまなく清掃するため、全ての医師、看護師、清掃スタッフが参加しました。医師や看護師たちが清掃しているのを見た患者さんやその家族も、自分たちの病床周りの掃除を始めました。
外科スタッフからは「自分たちの病棟を掃除するのは楽しいです」「今までスタッフ全員で一緒に何かするという機会がありませんでした。この清掃活動を通じてスタッフ間のコミュニケーションを深めることもできて、本当に良かったです」 と嬉しい声を聞くこともできました。
それ以来、外科病棟では、病棟内を清潔に保ち、患者さんが快適な環境で過ごせるよう、毎月スタッフ全員による清掃活動を行っています。病棟がきれいになり、患者さんやスタッフもとても喜んでいます。最近、院内の他の科にもこの清掃活動を広めて、病院全体を常に清潔に保つよう勧めています。今後もスタッフにより継続され、患者さんにとって快適で衛生的な環境が保たれることを願っています。