学ぶだけでなく体験も!小規模ビジネス研修を実施しました
5 月 26日から29 日にかけて、ダナン市で、座学と体験を組み合わせた小規模ビジネス研修を行いました。参加したのは、ナムザン郡、ドンヤン郡、タイヤン郡で当プロジェクトに参加しているカトゥー族やゼーチエン族などの60 名ほどです。
研修では、スタートアップの専門家を招いて小規模ビジネスを展開するための講義が行われ、参加者は必要な基礎知識を学びました。また各自の経験を共有する場では、参加者同士の話がとても盛り上がりました。
講師から、細やかに意見やアドバイスをもらう参加者たち
グループでの話し合いを多く持つことで、自分たちの経験も共有しあいました
また研修では、ダナン市内のお店で参加者が様々な体験をしました。各郡で地元の資源や文化を活かした観光ツアーづくりに取り組む研修参加者に、ベトナムで主流の「見る観光」ではなく、現在世界的に人気のある「体験型観光」を紹介するためです。
ベーカリーで、クッキーづくりを体験しました
アロマキャンドルづくり体験
山岳地域に暮らしている研修参加者にとって、クッキーやアロマキャンドルづくり体験は、まさに「未知との遭遇」。だからこそ、知らないものに出会う経験や、何かのものを作るときの驚き、わくわく感や興奮、感動という気持ちを味わってもらえました。そして、「体験する」ことで、記憶に深く刻まれ、楽しい思い出になることを実感していました。これらの体験は、彼らにとって商品づくりのヒント探しにもなったようです。
このような研修は初めて受けた人がほとんどでした。学び、体験した事柄を、ぜひ自分たちの村で、地域の資源を活かした観光や産品開発に活用していけるよう、FIDRはフォローアップしていきます。