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珠洲市の子どもたちのためにマイクロバスを2台寄贈します

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 FIDRは石川県珠洲市の学校の子どもたちのために、2学期に活用してもらえるようマイクロバス2台を寄贈します。これに先立って、726日、珠洲市長の泉谷満寿裕氏へマイクロバスの目録を贈呈しました。

 珠洲市では現在、ほとんどの学校の校庭に、応急仮設住宅が建てられたり、地盤に亀裂が生じているため、子どもたちが運動するスペースがありません。体育や部活動のためには、校外のグラウンドに行く必要があり、その移動にはどうしてもバスが必要です。

 そこで、FIDRは法人賛助会員様のご協力により、珠洲市に寄贈するマイクロバスを2台調達しました。車両はそれぞれ29人乗りと25人乗りで、今後、珠洲市の子どもたちが描いたイラストのラッピングを施して現地に届ける予定です。

 珠洲市の泉谷満寿裕市長からは、次のような言葉をいただきました。

“FIDR様には、避難所への空気清浄機学校給食が再開するまでのお弁当の提供に大変に助けれられました。さらにこの2学期から学校の子どもたちのためにマイクロバス2台を寄贈していただけることとなり、深く感謝しております。

珠洲市では、小中学生も3割弱が市外に出たままで、子どもの数が大きく減ってしまっています。そのような中、先日、市立緑丘中学校の野球部がわずか13人の部員ながら県大会で優勝するという快挙を遂げました。学校のグラウンドは地面に亀裂が生じて使えないため、練習も容易ではありませんでしたが、逆境を克服して見事な活躍を果たしたことは、珠洲市に明るいニュースをもたらしました。

児童生徒数が少ない学校を統合するという案もありますが、私たちは「統合」せず、活動を「合同」で行うことで学校を存続させたいと考えています。そのため、子どもたちの移動の機会が以前よりも増えるため、専用のバスを使えるようになるのは大変にありがたいことです。

 この度の支援は、皆様からお預かりした募金、寄付金のおかげで実現しました。深く感謝申し上げます。

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寄贈するマイクロバス(左)の車体は、珠洲市の子どもたちが描いたイラスト(右)で彩られる予定です。

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